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2014.05.14

私は牧場育ちのミルクちゃん

ここは春になると綺麗なお花がいっぱい咲く牧場。

牛舎の片隅に、白地に黒いブチ模様のホルスタイン柄の猫が住んでいました。

 

「わたし、ミルク!」

「わたし、ミルク!」

 

猫の名前はミルクちゃんといいます。

生まれてすぐ、この牧場に捨てられて、牛舎の優しいホルスタインの牛乳で育ちました。

 

好きなものは牛乳がいっぱいのバニラアイス

「好きなものは、牛乳がいっぱいのバニラアイスなの!」

 

ミルクちゃんにとっては、ここのホルスタイン達が命の恩人であり、そして家族でもあります。

毎日毎日、牛達と遊ぶのが日課の、カントリー猫なのです。

 

わたしは乳牛に育てられたの

「おかーさん、あーそーぼー!」

 

おかーさん!

「おかーさんのピアス、素敵ね!」

 

変な顔のおかーさん!

「おかーさんは、なんで草を食べたり出したりするの?」

 

いつもミルクをありがとう!

「はー、喉が渇いた。いつもおいしい牛乳をありがとう!」

 

顔が長いのね

「おかーさん、おかーさん、おー顔が長いのねー」

 

舌が長いのね

「そーうよ、舌もなーがいのよー」

 

やーめーてー

「やーめーてーよー」

 

あべし!

「やめ……あべし!」

 

こんな感じで大好きなホルスタイン達と牧場で毎日楽しく過ごしていたミルクちゃんでしたが、晴天のある春の日、旅立ちの決意をしたのです。

 

今日でお別れ―!

「ずっとここにいたかったけれど、わたしにはどうしてもやりたいことがあるの!」

 

旅の準備を終えたミルクちゃんは、離れ離れになってしまう家族に挨拶をして、この牧場を出て行ったのでした。

 

立派になって帰ってくるわ

「せっかく体をきれいにしたんだから、舐めるのはやめてー!」

 

ドナドナドーナードーナー。

果たしてミルクのやりたいこととはなんなのでしょうか。

そしてミルクちゃんは、一体どこへと旅立ったのでしょうか。

つづく